東大不合格体験記 6
7 高3 1月 センター直前
記憶が不鮮明な部分が多いのですが、1月はセンター試験があったのでよく覚えていますね。
直前のセンタープレは610点くらいで文三はおそらく足切りを食らうと思ってましたが、720点くらいあればワンチャンあると思っていましたし、下回ったら文一に特攻を仕掛ける予定でした。
どちらにせよ東大しかないという心持でいましたね。
12月からセンター直前になると、周囲の友達は結構私文に切り替えたり、ワンランク下げて現役で確実に受かろうという人が多くなりました。
もう!みんな裏切るのか!挑戦しろよ!と思いますが、一人一人環境は違いますし、浪人に対して並々ならない嫌悪感を示す方もいますから、大学は無暗に挑戦せず無難なところに現役で、という道もそれはそれでまた人生ですよね。
センター直前の一週間はさすがにチンパンの私も緊張して精神的に結構まいってきましたね。ボーとしながらボディーソープで髪洗ったりしてました。
勉強時間は12時間でほとんどを過去問に費やしました。
今後の展開を左右しそうなのは数学と生物基礎・地学基礎でしたから数学は入念に教科書を読んだり、理科基礎は面白いほど取れる本を読んだりしました。
センター数学は時間との勝負みたいな話をよく聞きます。
僕個人の見解としては、センター数学ではまず
①方針が見えているか
次に
②計算力があるか
が試されていて、真の意味で時間と戦っている人は②でつまずいている、80~90%を常に維持している人たちであり、①でつまずいている人たちはおそらく高得点を取れないと思っています。
たくさんの方針(定石)を頭に留めておくことこそ高校数学の最大の目的であり、そこさえ分かっていて、センター独特の誘導に慣れていれば、
80%は必ずいける!断言しておく!
ここで知識が不足していると、問題を解きようがないか解けても時間がかかりすぎてしまいます。
逆に知識さえあればどんな問題も数値が変わっているだけで答えは出ているようなもの(これはセンター数学に限った話)。当たり前の計算をするだけ。
80%くらいから伸びていくには算数の力が必要で、後半のミスを最小限に減らしながら、最速で解き、見直しをするという一連の流れに時間がかかるんですよね。
ここで初めて時間との勝負が始まります。
先ずは基本知識習得と定石暗記ですね。
だから多くの人にとってセンター数学は知識を試す暗記科目ですね(極論)。
直前期に教科書を再確認する戦略はかなり有力ですから皆さん必ずやってほしい。
最初から最後まで役に立つ本は教科書だけです。また習熟度によって教科書は違ったものに見えます。
理科基礎はただ漠然と参考書を読み学校配布のセンター予想問題を解くぐらいで、何も特別なことはしませんでした。
理科に対するモチベーションは低く、得点をかなり稼げる教科だということを理解できていませんでした。
全体で8割取るには数学、理科基礎は最低でも7割は取らんと、英語、国語、地歴で巻き返す能力は自分にはない。模試成績も数1Aは80%~60%で乱高下、2Bは60%程度、理科基礎は60%と自分の120%が求められる展開となりました。
書き出すと長い。続きは次回で。